逆指値が滑らない(滑りにくい)口座の使い方
指値は滑らず、逆指値は滑って約定する可能性がある。
FXトレーダーである程度の経験を重ねた方は、このことが理解できるでしょう。
国内口座のスペックは今や大きな違いはありませんが、海外FX口座では証券会社によってさまざまな特徴があり、この「逆指値が滑らない(滑りにくい)」口座も存在します。
その証券会社の一例を挙げるとFX Fair(FXフェア/旧 FX beyond)です。
ではこの逆指値が滑らない仕組みを使ってどのように利益を出していくのか。具体的に説明していきます。
ドル円(USD/JPY)の通貨ペアで最近は物価や金利に関する重要経済指標の発表時には大きな動きがあります。
CPI(消費者物価指数)やFOMC(政策金利発表)では数分で100pips以上の値動きがあることも少なくありません。
そこで指標前に逆指値でロングとショート両方の注文を入れることで、大きな利益を狙うことが可能です。
例えば指標前のUSD/JPYが140.00円であった場合、
140.30円を超えたら逆指値のロング
139.70円を割り込んだら逆指値のショート
この2つの注文を入れておきましょう。
USD/JPYが大きく上方向に上昇した場合、141.00円まで吹き上げた場合は70pipsの利益となり、100万通貨のロングポジションであれば70万円の利益。
逆に大きく下方向に下落した場合、139.00円まで急落した場合も同じく70pipsの利益となり、100万通貨のショートポジションであれば同様に70万円の利益となります。
ここで大切なのは「逆指値が滑らないこと」
上にあげたFX Fairであればきっちり140.30円ロング、139.70円ショートが約定しますが、国内口座やその他多くの海外口座は逆指値は大きく乖離して約定し、結果として利益が少なくなる・もしくは損失が生じるケースがあります。
このような重要指標時のボラティリティを利用した2つの逆指値注文(両張り注文)は滑らない証券口座を使って利益を狙うことが出来ますが、もちろんすべてが上手くいくとは限りません。
最後にこの両張り注文のリスクについて説明しておきます。
①ボラティリティが小さい場合は約定しない
そもそも重要指標の結果によっては大きく動かない可能性があります。
少し前の2020年くらいまでは、大きく動く指標と言えば米国雇用統計でしたが、最近のアメリカは雇用にサプライズがなく利上げの注目は「物価」であるため、雇用統計のボラティリティは小さくなりました。
上の例でみると指標後の値動きが小さく139.70~140.30未満で収まった場合は約定しませんので、損失こそないものの利益も出ない結果となります。
②フェイクが入った場合は2つの注文が約定し含み損を抱える
これが一番のリスクになります。指標発表時には
「上に行くと見せかけて急落」
「大きく下げたと思ったら爆上げ」
このようなフェイクが入ることが少なくありません。
この場合は2つの注文が約定することになり、140.30円ロング・139.70円ショートの合計60pipsの含み損ポジションを保有することになります。
これを避けるには
・2つの注文の逆指値の幅を広げる
・中途半端な経済指標ではトレードしない
ことを挙げることが出来ますが、後者は同じ指標でも結果によってボラティリティは左右されるため、事前に想定することは困難になりますね。
③これからずっと逆指値が滑らない確証がない
この逆指値が滑らない状態もいつまで続くかわかりません。
具体的な海外口座の名前は挙げませんが、以前は滑らなかった口座でも約定方式の改悪がなされ、現在はこの手法が使えなくなっているものが多くあります。
今回取り上げたFX Fairについても、この記事を書いている現在は有効に使えますが、多くの方が気づいて普及することで対策される可能性があります。
個人的にはこの手法が潰されても利益を出していく手段があり、困ることはありません。
まあ、多くの方が見る記事ではないのでそこまで心配する必要はないでしょうが。
以上を注意しながら、逆指値が滑らない口座を有効活用し利益を狙っていきましょう。
もちろん投資・投機は自己責任でお願いします。
プロが使う海外FX口座は?
専業トレーダーが使う海外FX口座で人気があるものは?
今回はこの疑問に答えていきたいと思います。
トレードスタイルにもよりますが、スイングトレード・デイトレード・スキャルピングいずれの時間軸でも使える口座でお勧めするのが
Exness(プロ口座)
XM(KIWAMI極口座)
となります。
海外口座の特徴である入金ボーナスの対象外となりますが、その分トレード環境に特化した仕様となっています。
各項目について比較していきましょう。
【スプレッド】
時間軸が短いほど、取引回数多いほどスプレッドの影響は大きくなりますね。
人気ある通貨ペアを見ていくと
ドル円(USD/JPY)
Exness 0.7pips前後
XM 0.7~1.2pips前後
ユーロドル(EUR/USD)
Exness 0.5~0.7pips前後
XM 0.6~0.8pips前後
ポンドドル(GBP/USD)
Exness 0.5~0.7pips前後
XM 0.7~1.2pips前後
このようになっており、Exnessの方が安定した低スプレッドとなっています。
(実際にトレードを行った実測値であり、HP記載のものと相違があります)
スプレッドの観点から言えばExnessに分があるため、個人的にはExnessを愛用しています。
※重要経済指標や要人発言、年末年始や各市場休場における薄商いの時は広がりますのでご注意ください。
【スワップ金利】
2つの口座に共通して「スワップフリー」(スワップ金利なし)を挙げることができます。
特に茲許の米ドルを中心とした利上げ局面(2022年夏以降)では、ドル円を含むクロス円のショートポジション、EUR/USDやGBP/USDといったドルストレートのロングポジションをスイングトレードで持つ場合、マイナススワップの影響が少なくありません。
そこで活用したいのがスワップフリー口座ですね。
ExnessとXMのKIWAMI口座であれば主な先進国通貨ペアはスワップフリーになるため、特にスイングトレードの方でマイナススワップポジションを持つ場合はこれらの口座を上手に活用していきましょう。
※Exnessスワップフリー対象通貨ペア(拡張レベル、21ペア)
AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、AUDUSD、EURAUD、EURCAD、EURCHF、EURGBP、EURJPY、EURNZD、EURUSD、GBPCHF、GBPJPY、GBPNZD、GBPUSD、NZDCAD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY
※XM KIWAMI口座スワップフリー対象通貨ペア(27ペア)
AUDCAD、AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、AUDUSD、CADJPY、CADCHF、CHFJPY、EURAUD、EURCHF、EURGBP、EURJPY、EURNZD、EURUSD、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、GBPJPY、GBPNZD、GBPUSD、NZDCAD、NZDCHF、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY
スワップフリー対象通貨ペアはXMが27ペアと、Exnessの21ペアに対して優位性があります。
カナダドル(CAD)やスイスフラン(CHF)絡みの通貨ペアでマイナススワップのポジションを持つ場合は、XMで取引した方が良さそうです。
【レバレッジ】
Exnessは最大2,000倍、XMは1,000倍であるためExnessの方が少ない証拠金で取引できるように見えますが、ダイナミックレバレッジを適用しているため証拠金によってはXMの方が資金効率が良くなる可能性があります。
とは言え、海外口座においては国内口座に比べハイレバレッジのため、あまり気にする必要はないかと思います。
※Exnessのダイナミックレバレッジとは
保有している有効証拠金によってレバレッジが自動的に調整される仕組み
以下の通りに定められています
有効証拠金4,999USD以下 レバレッジ2,000倍
有効証拠金5,000~29,999USD以下 レバレッジ1,000倍
有効証拠金30,000USD以上 レバレッジ500倍
その他、重要な経済ニュースが公開される15分前から5分後まで、ニュースの影響を受ける外国為替金融商品で発注された新規ポジションの必要証拠金は、レバレッジ200倍で計算されます。
同様に週末週初(金曜日クローズの3時間前から月曜日オープンの1時間後まで)にポジションを取る場合も、必要証拠金が200倍になるため注意が必要です。
これらは時間が経過すると有効証拠金に合わせたレバレッジに再計算されます。
【約定能力】
いずれも問題なく約定しますが、相場の急変時や重要指標発表前後ではリクオートされる場合があります。その際は改めて注文し直す必要があります。
これはどの証券会社でもあり得ることなので、あまり気にするところではありません。
(そもそもプロトレーダーは重要指標時にポジション取ることは多くないです)
【入出金】
銀行振込・クレジットカード・Bitwalletなどの各種対応しており、問題なく入出金が行われています。
海外FX口座でトレードする場合は出金するまで油断できませんが、Exness・XMともに出金が拒否されたことは自分と自分の周りでは聞いておりません。
個人的には利便性や入出金スピードの観点よりBitwalletを使用しています。
以上、いかがでしたでしょうか。
国内FX口座と比べてレバレッジやゼロカット・税制面など様々な違いがありますが、海外FX口座も上手に使いこなしていきましょう。
おすすめ海外FX口座3選
今回は数多くある海外FX口座を実際に使ってみて、総合的におすすめ出来る口座を3つ紹介します。
まずは選んだ共通の前提条件として以下を挙げます
・入金、出金が問題なく業者の支払い能力がないもの
(出金拒否される業者は問題外です)
・MT4、もしくはMT5が使用できること
(もはや当然になりつつありますが)
・ゼロカットシステム採用
(ハイレバトレードするには必須です)
・入金ボーナスがキャンペーンがあるもの
(少額トレーダーには嬉しい特典)
・証券ディーラーライセンスを保有している
(業者の信頼性につながります)
それでは具体的に紹介していきましょう
①FXGT(エフエックスジーティー)
・最大レバレッジ500倍
・スプレッドUSD/JPY1.4銭~ EUR/USD1.4pips~
・豊富な入金ボーナス(過去200%入金ボーナスあり)
・仮想通貨トレード(仮想通貨FX)ができる
・仮想通貨(暗号資産)入金対応
2021年1月現在で、最もおすすめ出来るのが「FXGT」
豊富な入金ボーナスが魅力で、過去には200%のボーナスを受け取ることができるキャンペーンもありました。
新規ユーザーだけでなく既存ユーザーも入金ボーナスを受け取ることができるキャンペーンを実施しており、長く付き合うことができる口座の1つです。
後述する2つの口座と異なり、盛り上がっている仮想通貨FXトレードが可能。それに関連して、保有している仮想通貨を入金し証拠金にしてトレードをすることができることも特徴の1つです。
スプレッドも海外FX業者大手「XM」より狭く設定されており、新興FX業者ながら既存のFX業者を上回る有利な条件でのトレードが可能です。
以上より、FXGTが現段階でお勧めできる口座の1番目として挙げさせていただきました。
②XM TRADING(エックスエム トレーディング)
https://clicks.affstrack.com/c?c=382901&l=ja&p=0
・最大レバレッジ888倍
・スプレッドUSD/JPY1.5銭~ EUR/USD1.6銭~
・トレーディングボーナス3000円受取り可能(初回登録)
・常時入金ボーナス20%(5000ドル相当額まで 500ドルまでは100%ボーナス)
・ロイヤルティプログラムによるトレードキャッシュバック特典あり
世界的に最も名の知れたFX口座の1つの「XM」
豊富なマーケット情報やシグナル(毎日2回)を配信しており、初心者の方でも安心してトレードできる環境が整っています。
入金ボーナスは最初の500ドル相当(1ドル100円換算で5万円)までは入金額の100%、超えた分はさらに4,500ドル相当(同様に45万円)まで入金額の20%と、固定ながらも有利なボーナスが準備されています。
加えて「ロイヤルティプログラム」が用意されており、トレードすることでポイントを獲得することができます。そのポイントはトレードの証拠金の充当や出金することが可能。トレード期間が長くなるほど付与率も上がっていく仕組みなので、長期ユーザーにとってもメリットは大きい。
プラットフォームはMT4、MT5どちらも使うことができることは、XMの特徴の1つと言えます。
前述の「FXGT」と比較してスプレッドが若干広いことがデメリットと言えるでしょう。
③GEM FOREX(ゲム フォレックス)
https://gforex.asia/vip/82306/top
・最大レバレッジ1000倍
・スプレッドUSD/JPY1.3銭~ EUR/USD1.3pips~
・口座開設ボーナス1万円~2万円受取可能
・自動売買ソフト(EA)が無料で使用可能
・抽選に当選したら50~100%の入金ボーナスあり
・入金方法の手段として国内送金が選べる
2021年1月時点で総口座数が39万口座を突破。口座開設時のボーナスが1~2万円、最大レバレッジが1000倍に魅力を感じ、大幅に口座開設が増えている海外FX口座。
あらかじめ用意された自動売買ソフト(EA)を無料で使うことができ、裁量トレーダーから自動売買トレーダーに移行を検討している方も使える口座となっています。
国内送金で入金できることも初心者には安心な仕組み。
入金ボーナスは不定期の抽選で当選しなければ受け取ることができないため、その点で少額トレーダーにとってはデメリットに感じることがあります。
以上、3つの口座がお勧めする海外FX口座になります。
それぞれの口座で入金ボーナスを受け取ることにより、少額でも有利な証拠金でトレードを始めることが可能になるでしょう。
まずは実際に使ってみて、皆さん自身に合った口座を見つけていただければ幸いです。
海外FX口座に適したトレーダー
トレードの時間軸や考え方、資金量などによって使うべきFX口座は変わってきます。
海外FX口座を使うべきトレーダーはどのような方でしょうか。
今回は海外FXを使うことに適したトレーダーを挙げていきます。
①投資金額が100万円に満たない少額トレーダー
②トレードの時間軸は「デイトレ」と「スイング」
③積極的な利益を求める方
④為替以外に株式指数・商品相場をトレードしたい方
⑤トレードルールが確立している方
①投資金額が100万円に満たない少額トレーダー
少額トレーダーは海外FX口座を使うメリットがあります。
1つはハイレバレッジトレードが出来る点。日本国内のFX業者は規制があり、証拠金の最大25倍までのポジションしか取れません。10万円の証拠金であれば250万円までのポジションとなるので、米ドル円であれば2万通貨ほどのトレードになります。1円動いたとしても2万円の利益・損失ですね。
対して海外FX口座は500~1000倍のレバレッジを掛けることができますので、同じく10万円の証拠金であれば5000万円分のポジションが取れます。米ドル円であれば50万通貨弱のトレードが可能で、1円動けば40~50万円ほどの利益を上げることができます。
もちろんリスクは高くなりますが、海外FX口座は「ゼロカット」を採用しているので、証拠金以上の損失が出ることはありません。積極的な利益を求めるトレーダーにとっては良いツールとなり得ます。
加えて海外FX口座には「入金ボーナス」が用意されていることが多く、入金額に応じたボーナスが証拠金として受け取ることができます。
入金ボーナス50%であれば10万円の入金で5万円のボーナスが付きますので15万円の証拠金となり、レバレッジ500倍であれば米ドル円で70万通貨のポジションを持つことが可能です。
国内FX口座ではこのような大きなポジションを取ることができないため、少額トレーダーにとっては海外FX口座を使う大きなメリットということになります。
②トレードの時間軸は「デイトレ」と「スイング」
トレードの時間軸は短い順から「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「中長期投資」と並べることができます。
具体的なトレード時間は
スキャルピング→数秒から数分
デイトレ→数分から24時間以内
スイングトレード→1日から数週間
中長期投資→数週間以上のポジション保有
この中でデイトレードやスイングトレードをトレードの時間軸と考えているのであれば、海外FX口座を検討しても良いでしょう。
これは消去法となりますが、スキャルピングは短い時間で細かく利益を刻んでいきますので、国内FX口座よりスプレッドの広い海外FX口座は効率が悪くなります。
中長期投資はスワップ金利を求める方が多いため、スワップ金利が有利な国内FX口座の方が優れています。
よって、デイトレやスイング投資であれば海外FX口座を使うことに多くのデメリットはありません。
逆にスキャルピングや中長期投資を目的とするトレーダーは、国内FX口座を検討した方が良いでしょう。
③積極的な利益を求める方
これは①でも説明しましたが、ハイレバレッジトレードをすることができる海外FX口座は大きな利益を求めることができるでしょう。
国内FX口座のレバレッジ25倍で投資金額を2倍に増やしたいと考えた場合、ドル円のポジションであれば利益の方向に5円動く必要があります。
対して海外FX口座であればレバレッジ500倍の場合、0.2円~0.25円動けば投資金額が2倍になります。
もちろん逆もしかりで損失も大きくなる場合がありますが、優位性のある場面で積極的なトレードをしたい場合はハイレバレッジトレードは大きな武器になり得ます。
④為替以外に株式指数・商品相場をトレードしたい方
国内FX口座を使って株式指数や商品相場(ゴールドや原油)をトレードすることは出来ず、別に先物やCFD口座を作成する必要があります。
対して海外FX口座はそれらの投資対象に加えて、仮想通貨(暗号資産)のトレードに対応している業者もあります。
為替を学べば株式や商品相場も詳しくなるのでトレードしたくなる場面も出てくるでしょう。その時に海外FX口座であれば別口座を作成せずとも、すでに入れている証拠金でトレードできるため、機会を逃さず利益を狙うことが可能となります。
⑤トレードルールが確立している方
海外FX口座はハイレバレッジがゆえに国内FX口座に比べてリスク&リターンが大きくなります。そのためトレードルールを確立することは非常に重要です。
具体的に言えば「損切り」のルールは明確に決め、ポジションを持つ以上は損切りを入れなければ証拠金の大半を溶かしてしまうことになります。
もちろん「ゼロカットシステム」の採用によりマイナスになることはありませんが、証拠金の多くを失うことはトレーダーにとって痛手になることは間違いなく、投資効率を悪くします。
このような理由からトレードルールが確立しているトレーダーにとっては魅力的な口座ですが、損切りが出来ないなど自身のトレードルールが確立していないトレーダーにお勧めすることは出来ないため、海外FX口座を検討する際は自身のトレードルールを振り返ってみてはいかがでしょうか。
以上、海外FX口座に適したトレーダーを挙げてみました。
この条件に当てはまる場合は、皆さんに適した海外FX口座を探してはいかがでしょうか。
海外FX口座でトレードするメリット
海外FX口座でトレードするメリットは多くあります。今回はそのメリットについて詳しく記していきましょう。
①ハイレバレッジトレードが可能
②ゼロカットシステム採用
③豊富な入金ボーナスが受け取れる
④MT4・MT5のプラットフォームの使用可能
⑤株式指数や貴金属のトレードに対応(日経平均やゴールド)
①ハイレバレッジトレードが可能
海外FX口座を使う最大のメリットはハイレバトレードをすることが出来る点だと言えます。具体的には500~1,000倍のレバレッジを掛けることができ、資金効率を高めることが可能です。
国内FX口座の最大レバレッジが25倍であることを考えると、投資金額の少ない少額トレーダーも大きなポジションを取ることが出来ます。
もちろんレバレッジを高めることで証拠金を全損するリスクも高まりますが、逆指値等のトレード方法や利益金額の出金などの資金管理を徹底すればそのリスクを低減することは十分可能です。
100万円以上投資金額を準備できないトレーダーには魅力的な仕組みであると言えるでしょう。
②ゼロカットシステム採用
先に記したハイレバレッジトレードを行うことによって、相場の急変時に大きな損失を被ることも考えられます。しかしながら海外FX口座のは証拠金以上の損失が出ない、いわゆる「ゼロカットシステム」を採用しています。
これにより重大経済指標発表や要人発言、週明けの大きな窓開け(週末の終値から離れてスタートする)などで相場が大きく変動し証拠金がマイナスになることがあっても、追証(追加証拠金)を支払う必要がなく自動的にリセットされます。
それに対して国内のFX口座はきっちり追証を請求されます。
記憶で新しいものは2015年1月に起きた「スイスフランショック」、2011年3月の「東日本大震災」関連の相場乱高下において発生した追証は、少なくない投資家が追証の憂き目にあいました。
投資・投機による自己破産は原則免責されない(例外もあるようですが)ことを考慮すると、今後も大きな相場変動が起きないことは考えにくいため、ゼロカットシステムの採用はトレーダーにとって安心材料になるでしょう。
③豊富な入金ボーナスが受け取れる
海外FX口座に入金した際、証拠金として使うことができる「入金ボーナス」を受け取ることが可能です。
FX業者やキャンペーンの有無によっても変動しますが、おおよそ20%から100%、多いときには200%の入金ボーナスを受け取ることができ、特に少額トレーダーにとっては大きなアドバンテージとなります。
例えば入金ボーナスが100%で10万円の入金をした場合、10万円のボーナスを受け取ることができ、合計20万円の証拠金でトレードすることが可能です。レバレッジが500倍であれば1億円分のポジションを持てるため、米ドル円が100円であれば100万通貨のトレードをすることが出来ます。(さすがにこのハイレバは推奨できませんが)
もちろん「入金ボーナス」自体をそのまま出金することは出来ませんが、それによって得られた利益は出金できますので、積極的なトレードやロスカット回避のために大いに役立つものと言えるでしょう。
④MT4・MT5のプラットフォームの使用可能
世界のトレーダーが使っているチャートと言えばMT4・MT5を挙げることが出来ます。
国内FX業者の多くは独自のプラットフォーム、そしてチャートシステムを使っていますが、業者ごとに使い方が異なるため操作性に慣れるまで時間がかかったり、最近は少なくなりましたが「ストップ刈り」などで恣意的に値が動くケースもあります。
海外FX口座の大半はMT4・MT5を使うことが出来ますので、チャート設定や操作方法は統一されているため、複数の業者を目的別に使うことがあっても違和感なく使用することが出来ます。
またMT4・MT5は自動売買(EA売買など)にも対応しているため、裁量トレーダーから自動売買に移行してもそのまま口座を使えます。
FXトレーダーとして長く続けていくのであればMT4・MT5を使えるようにしておくことは、最低限の技術かもしれませんね。
⑤株式指数や貴金属のトレードに対応(日経平均やゴールド)
為替相場を見ていると、相場観を確認するために日経平均やダウ平均、ゴールドや原油について値動きを見ることがあります。それにより、実際に株式指数や貴金属トレードをしたくなることが出てきます。
海外FX口座の多くは株式指標や貴金属、最近では仮想通貨(暗号資産)トレードが同一口座で行うことができるため、新たな口座開設が必要ありません。
このような点からも海外FX口座を使うことによって取引の幅を広げることができるでしょう。
メリットは以上ですが、海外FX口座にもデメリットがあります。デメリットについても次に挙げていきます。
①国内FX口座と比べスプレッドが広い
②出金に時間を要する
③規約違反すると出金拒否の可能性あり
①国内FX口座と比べスプレッドが広い
これについては国内FX口座のスプレッドが狭いといった方が適切です。国内FX業者の多くはインターバンク市場に注文を通さない「DD方式」を採用していることが多く、いわゆる「呑み」をしています。簡単に言えばスプレッドで利益を出すのでなく、顧客の損失(ロスカット)を利益にしていることですね。
もちろん適切な証拠金管理をしてロスカットされなければスプレッドが狭いに越したことはありませんが。
対して海外FX口座は「NDD」方式を採用していることがあり、インターバンク市場に注文を流します。その結果スプレッドは広くならざる得ないでしょう。
悪質な海外FX業者は「NDD」をうたいながら注文を呑んでいるケースもありますので、注意が必要です。
②出金に時間を要する
海外FX口座からの出金方法として銀行送金を選ぶと、海外送金を使うことがあるため時間がかかります。その他、クレジットカード入金をした場合はその金額までの出金はキャンセル処理を行うため時間を要します。
入出金に時間を掛けたくないという方は「ビットウォレット」や「スティックペイ」といった電子ウォレットを使うことによって解決できますので、これらを使うことも検討してはいかがでしょうか。
③規約違反すると出金拒否の可能性あり
よく海外FX口座から「出金拒否を喰らった」という報告を目にすることがあります。その理由は主に2つあります。
1つ目は詐欺まがいの海外FX口座を使った場合。海外FX口座といっても多くの業者が運営しています。中には資金を集めるだけ集めてドロンという悪質業者もあるようです。(私は経験ありますんが)
これらは運営期間やネットの評判で調べることができるため、事前にリサーチすることにより回避することができるでしょう。
2つ目は規約違反を行った場合。すべての業者には取引ルールの規約があり、それを違反すると出金拒否となる場合があります。
規約違反の多くは前述した「入金ボーナス」の扱いによるものと言って過言ではないでしょう。
例えば複数の海外FX口座で入金ボーナスを受け取り、それぞれの口座を使って「両建て」した場合は規約違反に該当します。いわゆる入金ボーナスの悪用ですね。
また、偽りの情報で口座開設した場合やKYC(詳細な本人確認資料)の提出をしない場合も当てはまります。
茲許、マネーロンダリングなどに代表される不透明な資金の流れを根絶するようFX業者には顧客の厳しい本人確認が求められます。それらに応じない顧客には出金することができない状況であるため、出金する前までに求められる本人確認書類の提出(アップロード)をしておけば出金拒否されるケースは少なくなるでしょう。
以上、いかがでしたか。
海外FX口座と国内FX業者にはメリット・デメリットがありますので、それらを理解した上でご自身の考えやトレードスタイル、資金量に合わせた口座を選んでいきましょう。
FXGTのメリットについて
2021年1月時点で最もおすすめできる海外FX口座は「FXGT」です。
2019年12月に設立された新興FX業者ですが、世界一番のFX業者を目指す志のもと誕生したため、顧客目線に立った運営がなされています。
新規口座開設時だけでなく既存顧客も受取ることが出来る入金ボーナス、他社より有利なスプレッド設定、仮想通貨(暗号資産)での証拠金入金など、既存の海外FX業者より優れた点が多くあります。
今回はそのメリットについて記していきましょう。
【FXGTの魅力】
①豊富な入金ボーナスあり
②仮想通貨FXのトレードが可能(暗号資産FX)
③狭いスプレッド(海外FX口座で比較した場合)
④様々な入金方法(仮想通貨、ビットウォレット、スティックペイ入金など)
⑤初心者でもわかりやすいチャットでの質問対応
①豊富な入金ボーナス
キャンペーン内容はタイミングによって変わりますが、大きく分けると3つの入金ボーナスがあります。
1つ目は「初回入金ボーナス」
始めて口座開設をした顧客には80~150%入金ボーナスが付与されます(キャンペーンのタイミングによる)
例えば100%入金キャンペーン実施の場合は3万円入金したら3万円の入金ボーナスが付与され6万円の証拠金でトレードすることが可能です。
これにより初めてFXGTを使う方は有利な条件でトレードを始めることが出来るでしょう。
その他、2回目入金ボーナス(50%前後)、常時入金ボーナス(20~50%)と、キャンペーンが実施されるたびに有利な条件でトレードできるため、ゼロカットされて証拠金がなくなったユーザーだけでなく、頻繁に入出金を繰り返すユーザーにとっても満足いく入金ボーナスが準備されています。
②仮想通貨FXのトレードが可能
為替に比べて値動きの大きい仮想通貨(暗号資産)ですが、さらにハイレバレッジでトレードすることも可能です。
もちろんリスクは高くなりますが、積極的に利益を求めていきたいトレーダーにとってはこの上ないトレード機会を得ることが出来るため、大きな特徴と言えます。
ビットコイン、イーサリアム、リップルといった取引量の多い仮想通貨がトレードでき、それぞれ円建て・米ドル建てと好きな通貨ペアを選べます。
③狭いスプレッド
米ドル円(USD/JPY)1.4~1.6銭、ユーロドル(EUR/USD)1.4~1.6pipsを筆頭に、業界大手の「XM」より有利なスプレッドが準備されています。
これによりデイトレのように取引回数が多いトレーダーにとっては、より多くのメリットを享受することが出来るでしょう。
④様々な入金方法
銀行送金やクレジットカード入金に加えて、ビットウォレットやスティックペイ、そして仮想通貨で入金できる点が優れています。
特に仮想通貨入金は対応している海外FX業者はほとんどなく、FXGT特有のメリットとして挙げることが出来るでしょう。
資産の一部として仮想通貨を保有しているトレーダーにとっては証拠金として有効活用できるため、資金効率UPに繋がります。
⑤チャットでの質問対応
海外FX初心者にとっては、入出金や本人確認などで多くの疑問・質問が出ることが多くなります。その時に気軽に質問できるチャット機能は重宝します。
一般的なメールでのやり取りと異なりスピーディーな解決が見込めるため、顧客目線に立った運営がなされていると言えます。
最後にメリットだけでなくデメリットを挙げておきましょう。
目立つデメリットは見当たりませんが、強いて言えば
・複数の口座開設ができない
・トレードツールがMT4でなくMT5
・新興FX業者のため信頼度が不安
の2点でしょうか。
複数口座が作成できない点は資金管理の面で使いにくいと感じるかもしれませんが、一定額の利益が出たら出金すれば問題ないと言えます。
トレードツールはMT5になりますが操作性はMT4とほとんど相違ないため、こちらも大きな問題にはなりません(仮想通貨トレードはMT5のみ対応のため)
最後の新興FX業者の信頼度に関しては、個人的に現段階で入出金でトラブルはなく使えています。
他のFX業者と同様、入金ボーナスを用いた不正利用(他FX口座との両建てなど)や複数口座の作成など規約違反をしなければ出金拒否される事例も報告されていないようです。
以上がFXGTのメリットとなります。
特に初回入金ボーナスが魅力的な海外FX業者なので、初めての海外FX口座開設を迷っている方はFXGTを検討してはいかがでしょう。